日本の予防歯科への意識について
日本と国外の予防歯科への認識の差
日本と国外では、予防歯科に対する認識が異なります。そのため、日本よりも国外の方が歯の残存数が多くなっています。日本と国外の予防歯科への認識の差について、春日部市、武里の歯医者、やまもと歯科が分かりやすく解説いたします。
◆日本と国外での歯の残存数の違い
日本人の80歳の時点での歯の残存数は、10本程度とされています。50歳以上で約半数の人が入れ歯を入れており、75歳以上になると、6~7割の人が入れ歯を入れているほどです。それに対して、欧米では80歳で20本程度の歯が残っているなど、大きな差があります。
◆歯医者に行く基準が異なる
日本人は、歯が痛くなってから歯医者に行く傾向があります。それに対して、欧米人は歯の健康を守るために歯医者に行くのです。つまり、日本人は治療を目的としており、欧米人は予防を目的としています。
虫歯は、進行すると歯を失います。初期で発見することで、通院機関や費用、歯への負担も抑えられるのです。歯が痛くなってからでは、虫歯がすでに進行しているため、根管治療や抜糸が必要となるケースがあります。根管治療は、歯の根にある神経を取り除くため、歯への栄養の供給が断たれ、歯質がもろくなります。そこに、歯ぎしりや硬いものを食べるなどによる力が加わると、歯の根が折れてしまうこともあるのです。
予防の意識を持って定期検診を受けることで、このような歯を失う確率を大きく下げることができます。
◆定期検診を受けて歯を守ることが大切
欧米人は、自分の歯を大切にしており、歯のきれいさはビジネスにも影響します。歯が不健康だと、自己管理ができていないと考えられ、評価が下がることもあるのです。日本人にそういった風潮はあまりないのですが、歯を残すために定期検診を受けることをおすすめします。初期虫歯や歯周病を発見できるため、歯を失うリスクを抑えられます。
◆まとめ
欧米人のように予防歯科を意識することで、将来的により多くの歯を残すことが可能です。歯は、食事だけではなく会話やその人の印象にも関係しています。そのため、普段から歯磨きや歯間ブラシ、デンタルフロスでのケアに加え、定期検診を受けて歯を守ることが大切です。予防を意識して歯の健康を守りたい方は、春日部市、武里の歯医者、やまもと歯科にお越しください。
2018年12月29日 (土)
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